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機動戦士SDガンダム

ガンダム派生作品、SDガンダムを語る

日本を代表する作品としてその地位を確固たるものとしているガンダムシリーズ、派生作品も多い中で一際異彩を放っているのが『SDガンダムシリーズ』ではないでしょうか。このサイトではそんなSDガンダムの魅力を紐解きつつ、考察していきます。

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制作された映像作品

SDガンダムは基本、企画の段階では当初はグッズ関連で展開する方針が打ち立てられていました。実際にガシャポンを始めとした売上は軒並み好調で、コレクションしようという人達からすればどんなにお金を使っても厭わないと言わせんばかりに人気を泊していったものです。筆者もSDガンダムに関していえば面白いと感じていたので、作品の面白さは今でも覚えている。とりつきやすかったとも言える風貌は可愛らしさが重点に置かれ、子どもたちに愛されました。筆者の母もSDガンダムだけは可愛いから良しとするみなしていたほど、リアル系なロボットとしての格好良さは子供から見て理解できる部分はあれど、あまりハマり過ぎるのもどうなんだろうかと疑問視する人も多かったことでしょう。

愛らしいキャラ人気が相まって、SDガンダム市場は賑わいを見せていきました。やがて1つの大きな市場へと進化していく中で、SDガンダムをモチーフにした映像作品も制作されたほどだ。現在も時折制作されているものの、かつてほど数は見られません。1980年代終盤から90年代前半にかけては頻繁にアニメ化が行われていった。同時期にリアル系のガンダムも放送していたというと、この頃はまさにガンダム全盛期といえる時代だったのかもしれません。

そんなガンダムの映像作品についてですが、一言で言えば本家ガンダムの世界観を全てぶち壊す作品となっている。端的に言えばあまり想像したくないシュールな世界が繰り広げられており、基本シリアスな展開が待っているガンダムではありえない、所々にツッコミを入れなくてはいけない要素が見られます。その映像作品の1つである、ファーストガンダムをモチーフにした『機動戦士SDガンダム』という作品が1988年から制作された。OVA・劇場アニメを主軸としたメディア展開でしたが、当時見たという人も少なくないでしょう。

基本的な内容として

機動戦士SDガンダムは最初劇場で初公開されました、ちなみに短編なので同時上映としてだ。この時一緒に公開されたのが『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』という人気作品でした。超シュールな展開を見せる一番の見せ場に前座として上映されたSDガンダム、基本的な主人公には実際に搭乗して戦うアムロなどの歴代のキャラクターではなく、ガンダムたちモビルスーツが意思を持って活躍しています。デフォルメ化されたキャラクターも登場するものの、作品内では完全な脇役扱いとなっているため中々存外な扱いを受けている。ガンダムを演じているキャストの方々はキャラが使用するモビルスーツの声をあてがっているので、原点となるガンダムには見られないコミカルな演技が見ものだ。

笑うもの

肝心のストーリーについてですが、原作に準拠した展開が見られます。ファーストガンダムの内容となっていますが、所々にそう考えられなくもないけど、これはガンダムではない感が半端ないほど醸し出している。

冒頭部分からザクがコロニーへと進行するも、その道中で度々トラブルに見まわれ、ターゲットであるガンダムを発見すると何故か建物の屋上で日光浴をしながら過ごしているガンダムがいた。襲撃されたので反撃に出るガンダム、ハロから手渡されたバスーカを持って攻撃するも、コロニーに大穴を開けてしまいザクとともに宇宙空間の放り投げられてしまいます。

その後どこからかやってきたホワイトベースに乗り込んで旅をするのですが、この時にZガンダムにZZガンダムが登場するという奇跡が起こっている。そして最後にシャアとの白熱したバトルを繰り広げる機体、ジオングとの戦闘もコメディ演出で最後は頭部をガンダムがバッティングして戦争は終結という、あっけないを通り越して唖然とする結末を迎えます。

原作感を求めるな

言ってしまえばSDガンダムの映像化はコメディタッチ調の作品となっており、原作同様の白熱した展開というよりはガンダムが擬人化した場合にどうなるか、といった側面が強調されている。ザクがコロニーを開けるとき、四肢が短いためにハッチを開けるためのレバーを引こうとしても腰を曲げても届かないといった、見ていて切なくなる映像が出てきた時は涙が出てきた。面白いを通り越して思ったのは、『こんなガンダム嫌だなぁ……』という感想が先行したものだ。

単純にコミカルで、ギャグ要素を強めたガンダムを観たいという人にはオススメの映像作品となっています。ただ映像作品は殆どメディア商品として販売されておらず、2007年にDVD-BOX版として発売されて以来、行われていない。ある意味では黒歴史認定を受けているとも見れるかもしれません。