背景

騎士ガンダムの登場

ガンダム派生作品、SDガンダムを語る

日本を代表する作品としてその地位を確固たるものとしているガンダムシリーズ、派生作品も多い中で一際異彩を放っているのが『SDガンダムシリーズ』ではないでしょうか。このサイトではそんなSDガンダムの魅力を紐解きつつ、考察していきます。

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騎士ガンダムの登場

SDガンダムの中でも人気を二分したほど

SDガンダムと呼ばれるシリーズには多数のガンダムが登場する、歴代に登場したガンダムをモチーフにして入るものの、特性を少し変更している作品もある。先に話した三国志の世界観を取り入れたBB戦士三国伝のような史実になぞらえた作品もあるようにだ。SDガンダムの中でも筆者が一番最初に知ったのは、ガンダムが中世ヨーロッパにて活躍したかと彷彿させる『騎士ガンダム』から入ったものです。騎士ガンダムというだけあって、登場するガンダムはナイトを始めとしたファンタジーな世界観で活躍します。

コンセプトとしては当時、登場して爆発的な人気を博したドラクエなどのRPG作品ならではの特徴をSDガンダムに取り入れてのシリーズ化となった。ちなみに発表された際にはこのシリーズは圧倒的な人気を獲得し、現在でも新シリーズのガンダムを騎士ガンダムの世界観に当てはめて商品化が行われているほど。SDガンダムシリーズという括りの中では最大のヒット作といっても遜色ない大作となっています。

既に独立した一作といっても良いくらいに人気の騎士ガンダムですが、もっと詳しくこの作品の世界観を紐解いてみよう。

世界観について

騎士ガンダムというだけあって、物語の世界観や舞台は中世のヨーロッパに近いところで設計されている。西洋ファンタジーのような世界にて、物語はスダ・ドアカワールドと呼ばれる地域に所属している国家を舞台に、人間とMS族とが共に暮らしているという設定になっています。そのためか、ガンダムの他にも原作にて主人公として活躍したアムロ・レイを始めとしたキャラクターが個々に独立して共演を果たしている。異色あふれる世界観ですが、物語のメインとなっているのはガンダムだ。

そして肝心の戦いが繰り広げられるシーンにおいても、近代兵器的なビームライフルやビームサーベルを使用するのではなく、現代的な言い方で言えば骨とう品とも言える剣を用いて戦っています。中世の時代における世界観が特に好きだという人にはたまらない設定となっているので、ハマる人はとことんハマるでしょう。

お馴染みの設定も登場

ただ原作を髣髴とさせる設定も随所に持ち込まれているので、往年のファンにとっても面白いと納得させるだけの凄みがあります。その1つとして、今作に登場する主人公サイドと敵サイドとの関係については、人間側は『ユニオン族』と言われている一方で、敵対勢力として『ジオン族』というふうに割り当てられています。ファーストガンダムの系譜を受け継いでいる作品にとってはジオンという言葉を聞いて思うことがないといけない。何せ物語における作品の要とも言える武力組織だからだ。

対してユニオン族とは人間側、いわゆる原作において連合軍という立場になります。ユニオンとジオン、言ってしまえば一年戦争にて戦争を起こした地球連合軍とジオン軍という対立図が派生作品であるこの騎士ガンダムにおいても同様に用いられています。

ガンダムに関して

そんな騎士ガンダムの世界観における『ガンダム』についてですが、登場するガンダムとは作中では『希少な一族』として見られています。モビルスーツこそ多数登場するものの、彼らはそれぞれ機体名称を用いた『~~族』と呼ばれています。ガンダムが騎士となって活躍するわけですが、ガンダムそのものがこの世界で少ないからこそスポットに当てられ、作品の原点とも言えるモビルスーツのガンダムが活躍するというお膳立ては整えられている。

ファーストガンダムの世界観を踏襲しているわけではないが、所々で原作を思い出させる設定が出てきて楽しめるという人も多いでしょう。

知らなくても大丈夫

SDガンダムシリーズの中では武者ガンダムと同等、もしくはそれ以上に人気のあるシリーズとなっているので、現在も新商品化が継続している。今では主にカードダス、とはまた懐かしい商品ですが、そちらを中心に商品展開が行われています。

原作を知っていればより楽しめますが、騎士ガンダムには騎士ガンダムの世界観が採用されているので無理に原作となったガンダムの世界観まで知る必要はない。SDガンダムとしての騎士ガンダムに用いられている世界観は頭に入れておかなければならないものの、基本的に何も知らない人が作品を知ろうとして買ってみても十分楽しめるのがSDガンダムとしての良さだ。この騎士ガンダムを起点として、その人気を元に続々と騎士ガンダムの世界に取り込まれていく原作たちが、どのように騎士ガンダムの中でメイクされていくのかを楽しみにするのも醍醐味の1つだ。